あ~、ほんとに踏んだりけったりですわ。
ものもらいができ始めました。
日頃の行いが悪いからかな。
眼帯して結婚式で演奏っていいのかな?
それはさておき・・・。
今年は吹奏楽コンクールでバレエ音楽「シンデレラ」(プロコフィエフ/arr.大橋晃一)より、Introduction、Waltz-Coda、Midnightを演奏します。
で、メンバーからどうやって演奏したらいいか教えてほしいという声もあるので、ちょっとまじめにパート譜を眺めてみました。
あくまでラッパのパート譜の簡単な考察ですが、思い出しながら書いてみます。
それと、バレエ版のスコアがないので(出版の関係で手に入れるのに時間が掛かる)、4つのオケの全曲版のCDから原曲の編成を推測しています。組曲版はバレエ音楽が元の演奏会用の編曲であくまで別作品と考え、参考にしていません。バレエ版スコアが欲しい・・・。
------Introduction------
ほとんど弦と木管の動きのサポートですな。
1stのソロは原曲はオーボエとクラみたいですが、このアレンジではラッパとフルートも加えてあるみたいです。木管の動きに芯を付けるようなイメージでよいかと。
強弱記号については、ウチのバンドはラッパはパート数の割りに人数が多いので、表記の8割程度でしょうか。
動きのあるところは少し強めに強弱が表記してありますが、吹奏楽のラッパらしい音よりも、コンチェルトのゆっくりな楽章を演奏するような、柔らかい音色で拡がりを持たせるのがよさそう。
弱奏は決して小さいのではなく、柔らかいということ。その結果音量が下がるのであって、音を小さくするのではない。
この楽章では絶対にタンギングに頼った発音をしないことが重要。息できちんと音が立ち上がるように。
タンギングに頼った発音だと音が散ってしまいます。
------Waltz-Coda------
この楽章は、譜づらは簡単に見えますが密かに一番難しいかもしれません。
バレエの1幕と2幕のワルツの混成で編曲されてます。
特に前半の後打ちは難しいです(原曲は木管)。譜面どおりの指定で吹くとまず審査員に点を引かれるでしょうね。
強弱はフォルテですが、よく意味を考えないといけないです。
原曲は確か3管編成のフルオケで70人近い人数。この中で約1割弱の木管。これが弦が強奏で演奏する中どのように聞こえるか。そこを考慮しないと、初心者の金管バンドのような演奏に陥ります。
なので、メゾピアノぐらいで演奏するのが望ましいと思います。編曲によってはミュートで演奏するものもあります。ストレートミュートが多いですが、もし使うならあんまり「ビーン」と共鳴するものは避けるか、カップをオープン気味に使うと良いかと思います。
それと音をよくまとめること。演奏者の前後のバランス感覚がとてもシビアに表れます。絶対にタンギングに頼って発音しないように。舌を使わずに発音する練習を積むと良いと思います。
そして、この部分は楽譜上はフォルテで、さらに途中で2回改めてフォルテが書き直してあります。これももちろん意味があります。
1回目のフォルテの書き直してある部分はスタッカートがついています。これは、メロディーのリズムの補填になっている部分です。オケでも木管がしっかり聞こえる部分。
スタッカートは本来の意味で捉えるより、よりはっきりと発音をすると捉えたらよいかと。
で、最後のフォルテの書き直しの部分は、ラッパでしっかり終止する部分。ここはラッパらしい音でしっかり吹いたらよいでしょう。
ここさえ上手く乗り越えたら、後はオーケストラどおりの譜面ですので迷うことはないと思います。
メロディーの部分は低い音にしっかり息の圧力をかけて吹いたら演奏しやすく、表現も自然になります。
この部分の出だし2小節をわざと3/2でとって練習(あくまで練習ですよ)すると、音にスピード感が出せるようになりますし、小節をまたがったタイの音の処理が格段に良くなります。
ラッパソロのについて。
ラッパのソロの最後の実音C♯は、Cで演奏することもよくあります。私の聞いたことあるものは、ほぼ半々です。弦で同じフレーズが出てくる場所は全てC♯です。
これはあくまで推測ですが、オケの譜面はCで書かれてるのではないでしょうか。楽譜どおりに演奏すればC、指揮者が「弦の部分は全てC♯なのにラッパソロだけCなのはおかしい」と考え、変更したものがC♯で録音されているのだと思います。
音楽的にはCのほうが気持ちいいですが、プロコフィエフの作品ということを考えるとC♯でもありえるし、ひょっとしたらわざと変えているとも考えられる。ほかの部分との統一感もあるし・・・・・・。こればっかりはプロコフィエフに聞くしかないかなぁ。
------Midnight------
頭のミュートの音は全楽章からattaccaで付けるのが大変。実際にオケではあの間隔でミュートを付けるので不可能ではありません。自分はそうするつもりです。前を休んでいきなり高い音は嫌かも。
4小節目からの八分音符も音が潰れずに発音ができると良いかと。フォルテにこだわる必要はないと思います。はっきりと音が立ち上がるのが大事。
その後のミュートのフレーズは、決して上のAが抜けないように。
アーティキュレーションは割とベッタリのテヌート気味でもいいですし、スラーでないところは16分音符くらい隙間を空けても良いかと思います。
でも、隙間を空けても決して音が減衰しないように、しっかり保った音で隙間を空ける事が大事です。
時の精霊が踊り出し、シンデレラに12時を告げる場面はトロンボーンが目立ちますが、ラッパも大事です。
確実に指が回るテンポで練習(それこそ8分音符=72とか)することが大事です。
最後の王子がシンデレラのガラスの靴を見つけ、愛を誓うシーン。
ここはしっかり朗々と歌う事が大事です。そして、ユニゾンなので、しっかり合わせる(音程はもちろん、息のスピードや吹き方などなど)コトが大事です。
高い音もありますが、絶対にタンギングで息のスピードを生み出すのではなくて、腹で作り出しましょう。もしバテてなくて伸ばしているときにピッチが落ちたり、音が痩せてしまったりするのなら、息の状態が悪い証拠です。
最後から4小節目の4分音符の動きはテヌートですが、自分はマルカートのように吹いてもいいと思います。指揮者と相談ですね。
・・・なんか、楽曲解説サイトのようなブログになってしまった。
偉そうですみません。
しかも長い・・・。
まとめると、しっかりオーケストラの曲だということを認識しつつ、一つ一つの音を大切にして演奏することです。音の扱いがとてもシビアなのがオーケストラです。
技術的にはアタックは本当に気をつける。舌に頼らない、息を送れば唇が反応して音が出る感覚を身につけることが大事です。
それと、強弱は音の中身のことであって、アタックのことではないということ。弱い音、柔らかい音もきっちり立ち上がるものですし、強い音はアタックのキツイ音ではない。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。
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